「寝酒」という言葉もあるように、就寝前にお酒を飲む人も多いようです。しかし、ナイトキャップとして利用するためには、いくつかの鉄則があります。これを守らないと逆効果になってしまうこともあるので、注意が必要です。
まずは量についてですが、ポイントはほろ酔いの一歩手前で止めておくこと。飲みすぎてしまって、せっかく眠りに落ちたのに途中で目が覚めたり、翌朝気分がすぐれなかったりしては台なしです。また、アルコール度数の低いビールは、眠くなるまでにたくさんの量を飲まなければならず、たくさんのビールを飲めば当然、水分を多くとるわけですから、夜中にトイレに起こされる羽目になって逆効果です。
ナイトキャップとして適当となると、アルコール度数の高いウイスキーが向いているでしょう。とくにおすすめしたいのは、ウイスキーに砂糖と炭酸水を加えた「甘口ウイスキーの炭酸割り」です。砂糖を加えるのは、甘みで気持ちをリラックスさせるため。炭酸水は胃の働きを活発にするので、アルコールの吸収力を高め、酒量をとりすぎる前に、ほろ酔いになることができます。炭酸水がなければお湯で割ってもいいでしょう。お湯は胃をあたためて、やはり吸収力を高めるので、炭酸水と同様の効果が得られます。
タイミングとしては、寝床に入る1時間から30分前までに飲むのがもっとも有効でしょう。アルコールを口にしてから、酔いが回るまでの時間がちょうどそれくらいだからです。
以上のような飲み方を守れば、お酒もナイトキャップとして役立つはず。ただし、眠れないからといって安易に量を増やすと、アルコール依存症にもなりかねないので、あくまで寝る前の気分転換という程度の量にとどめておきましょう。また、お酒に弱い人が無理して飲むと、慣れない刺激で目がさえてしまうことがあります。あくまでも寝酒は不眠を解消するための手段のひとつであることを忘れないでください。