牛乳と米ぬかは、興奮を鎮め、不眠症にも効果を発揮する相性抜群のペア

就寝前の1杯のホットミルクが穏やかな催眠剤になることは、よく知られていますが、その効果をもっとアップさせるのが米ぬかとの組み合わせです。

牛乳は、タンパク質や糖質、脂肪、ミネラルなどを豊富に含む飲み物です。そのまま飲んでも手軽に良質な栄養素をとることができますが、相性のよい食品といっしょにとると、その食品の栄養素の吸収を助ける働きも持っています。組み合わせる食品としておすすめしたいのは、ビタミンB群やビタミンE、食物繊維の豊富な「米ぬか」です。米ぬかに豊富なビタミンB1は、欠乏するとかっけになることで知られていますが、そのほかにも脳や神経、心臓や筋肉の働きを正しく保つ作用もあります。このビタミンB1を神経や筋肉にとどめておくために必要な成分が、カルシウムなのです。

牛乳に、吸収のよいカルシウムが豊富なことを知らない人はいないでしょう。このカルシウムの働きは、骨を強くして骨粒粒症を防ぐだけではありません。高血圧の予防にも効果があるほか、神経の興奮を鎮め、気分を安定させる働きもあって、イライラするときや眠れないときにも実によく効果を発揮します。一方、米ぬかに豊富なビタミンEは活性酸素の害を抑えて、老化やがん、白内障などを防いでくれる成分ですが、牛乳やヨーグルトなどの乳製品といっしょに摂取すると、ビタミンE単独で摂取したときよりも体内吸収されやすくなります。乳脂肪の粒子は非常に小さく、同じ脂肪のビタミッEと結びついて、ビタミンEが腸内から吸収されるのを、よりスムーズにするからです。

「米ぬかミルク」の作り方は簡単です。グラスー杯の牛乳に、米ぬかをスプーン2~3杯分入れ、かきまぜて飲むだけ。米ぬかは酸化しやすいので、精米機を置いてある米屋で、精米後1日以内の米ぬかを入手しましょう。

牛乳に含まれる良質な脂肪分には、胃壁にカーテンをかけるように胃酸から守る性質もあり、薬のない時代のヨーロッパでは牛乳を胃潰瘍の薬として使っていたほどですから、胃酸過多や胃潰瘍のかたは空腹時に飲むことをおすすめしますが、それ以外のかたは、とくに飲むタイミングにこだわる必要はありません。新鮮な米ぬかを入手し、毎日続ければ、穏やかな眠りを助けてくれるでしょう。手足が冷えて寝つけないという大の、入眠トリンクにもお試しください。 

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