クリニックに、不眠に悩む患者さんが多数、相談にいらっしゃいます。ストレス性の不眠が多いのは、あれこれ悩まざるをえないような、現代の社会的情勢が原因しているのでしょうか。
ストレス性の不眠に悩む人の食事内容を見てみると、食事の時間が不規則だったり栄養バランスがよくなかったりする人が多いようです。とくに睡眠に大切な栄養素はビタミン良。これは別名「神経ビタミン」と呼ばれており、ストレス性の病気に効果が認められています。ビタミッB12が不足すると、自律神経のバランスがおかしくなり、ストレスに弱く、不眠などを引き起こしやすいと考えられているのです。
ビタミンB12が多く含まれている食品は、納豆、みそ、しょうゆ、大豆などの豆類や、煮干し、さば、いわしなどの魚介類で、牛や豚などのレバー、牛乳やチーズなどの乳製品にも含まれています。納豆やいわしなどは日本の伝統的な朝食で、昔の人は無意識のうちに、体によいものをとり入れていたのです。また、貝類の中ではあさりにビタミン乱が多く含まれていますので、あさりのみそ汁なども眠りには効果的でしょう。
そして、みそ汁には、少量でも三つ葉を入れるのがポイントです。三つ葉は香りがよく、神経ストレスを抑えてくれる効果が期待できます。
1日に必要なビタミンB12は約2~3μgですから、いわしなどの魚なら1尾で摂取できます。納豆ごはんにあさりのみそ汁という組み合わせなら、夜の快適な眠りに向けての、格好の準偏食となります。ふだんの食事からビタミン陥を積極的にとって、自律神経のバランスを整え、不眠の解消に役立ててください。