足の裏には非常にたくさんの血管が集まり、一つ一つの血管に自律神経がまとわりついています。足の裏に刺激を加えると、その刺激は自律神経を通して脊髄に伝わり、脳へ届いて、その信号を受けた脳が、停滞した状態にある体の機能を活性化させるのです。このように特定の場所に刺激を与えることによって、体の機能が活性化する仕組みを「反射」といいます。刺激を与える足の裏の部位(ゾーン)によって、活性化する機能は違います。
治療を重ねるうちに、私は、各国共通の反射区と、実際の患者さんの反応には微妙なずれがあることに気づきました。そこで脳波やサーモグラフィーなどを使って臨床データを集めた結果、日本人の生活スタイルやデリケートな足の裏に合った刺激法と反射区を独自に考案するに至ったのが、この「足の裏湿布法」です。不眠の改善や解消には、自律神経やホルモンの中枢をつかさどる脳の下垂体の反射ゾーンにあたる足の親指の腹を刺激します。ここに湿布をはることで持続的に刺激が伝わり、自律神経やホルモンの働きが自然に調整されるわけです。また、親指のつけ根は頚部ゾーンで、肩こりゃ首のこりをほぐし、緊張感をやわらげて眠りに誘うゾーンなので、寝る前に足の親指と頚部ゾーンをもんでお
くだけでも効果が得られます。